ガントリー式EOTクレーン(Electric Overhead Traveling:電動天井走行式)とは、ガントリークレーンの脚支持・床走行構造と、オーバーヘッドクレーンの電動駆動方式を組み合わせた特定のクレーン分類を指します。この構成では、ブリッジが床に設置されたレール上を走行する脚によって剛性支持されており、建物の屋根構造から吊り下げる方式とは異なります。「Electric Overhead Traveling」という名称は、その運動機構を表しており、ホイストはブリッジ上を横方向に移動(クロストラベル)し、ガントリー全体が作業場内のレール上を縦方向に移動(ロングトラベル)します。これにより、建物からの天井支持を必要とせずに、完全な三次元的な荷重搬送が可能となります。ガントリー式EOTクレーンは、屋外の保管ヤードや、従来型オーバーヘッドクレーンを支持できないほど屋根強度が低い作業場に最適です。鋼材サービスセンター、プレキャストコンクリート工場、大規模倉庫などにおいて広く採用されており、5トンから500トンまでの荷重を扱うことができます。クレーンにはホイストの行程制御用スナップアクション限界スイッチが装備されており、エンドカーゴは通常、安定性を確保するため4輪構成となっています。貴施設向けガントリー式EOTクレーンの実現可能性調査および見積もりをご希望の場合は、当社の構造エンジニアリングチームまでお問い合わせください。