油圧式ティルフォーウインチ(別名:スーパーティルフォー)は、ワイヤロープに独自の「ウォーキング」グリップ機構を用いて、無制限の距離にわたって非常に大きな引張力または揚力を作り出す、携帯型の動力式ホイスト・プラーです。ロープを巻き取って収容する標準的なドラム式ウインチとは異なり、油圧式ティルフォーウインチは、油圧で作動する一連のジャウ(クランプ)とピストンを用いて、静止したワイヤロープを交互に把持し、機械内部を通して送り込むことで、ロープの長さにかかわらず任意の距離で荷重を揚げたり引いたりできます。この構造により、油圧式ティルフォーウインチは、電源が確保できない場所や携帯性が極めて重要な状況において、大規模な救助作業、産業用リギング、および公益事業現場での作業に不可欠なツールとなっています。油圧パワーパック(電動式またはガソリン駆動式)が、ティルフォーヘッドに必要な油圧を供給します。また、特筆すべき運用上の利点として、単一の油圧パワーパックを用いて、1台、2台、あるいは最大4台のティルフォーユニットを同時に駆動でき、すべてが同一の巨大荷重を完全に同期して引上げまたは引張ることが可能です。これは、大規模な荷重スライディング作業や、急勾配の斜面に接地ケーブルを引き上げる際などに最適な機能です。ケーブルの引張力は、水平方向に作用させて重機を滑らせる場合、垂直方向に作用させて梁を所定位置に揚げる場合、あるいは複雑な位置決めのために角度をつけて作用させる場合など、柔軟に設定できます。ワイヤロープの長さは、現場で使用可能な量に応じて無制限であるため、これらのウインチは、非開削工事現場において200メートルに及ぶトレンチ(溝)に沿って重いパイプ区間を牽引する用途にも活用されています。次回のリギング作業に合わせて、適切な容量(1.6トン、3.2トン、またはそれ以上)およびパワーパックタイプを備えた油圧式ティルフォーシステムをご検討の際は、当社の揚重専門スタッフまでお気軽にお問い合わせください。